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(2000年6月) < テレビ・ドラマ「おふくろに乾杯」 >

今月の話題(2000年6月)
< テレビ・ドラマ「おふくろに乾杯」 >


1999年8月にもふれましたテレビ・ドラマ「おふくろに乾杯」シリーズを、1ヶ月ほど前にまた見ました。今回はまさに、聞こえないことにまつわる話題のてんこ盛りという印象であり、その意味で良かったです。

作曲家を目指している高校生が急に失聴する筋書きでした。
高校生で急に聞こえなくなったからといって、いきなり職業専門学校へ行って手に職をつけるという筋書きには違和感を覚えました。おそらく現代ではそんな必要はないでしょう。選択肢の一つとしてはあるかも知れません。職業専門学校を軽んずる意味では決してありません。生まれつき聞こえない人でも社会のあらゆる分野に進出している時代です。

彼が補聴器を試す場面がありました。試着してから、驚き、のた打ち回るようにして聞こえる音に抵抗を示し、補聴器を投げつけたのでした。
ありがちな脚本ですが、良識ある補聴器店の方なら抵抗を感じることでしょう。通常いきなり驚くようなボリュームで試着させることはないでしょう。
私自身も、幼稚園の頃から補聴器のおかげで(無しではまったく聞こえない)音を聞き、電話すら聞いてきたわけで補聴器には感謝してもしきれないほどです。
大学卒業後、数年してからゼミの恩師に会いましたら、老人性難聴で補聴器を使い出したが、なかなか良いものですなと言われて、なんだか嬉しかったこともあります。

話がそれますが、以前、聾唖の方々で補聴器を壊す催しがあるのを知りました。
補聴器を万能と誤解させたり、生まれつき聞こえない子供をとにかく聞こえる人と同じように育て上げなければならないとする教育・風潮への反発です。ろう文化軽視への反発でもあります。ろう学校で、手話を禁止して口話(口を読む)法のみで教育することも幾度と無く批判されています。
私にはよく理解できます。しかし、やはり、補聴器ぶち壊しには胸が痛みます。私が近年気に入っている補聴器は十数万円します。私がもし文無しになったらどうなるのだろうと思います。

ろうあで女優デビューした忍足(おしだり)亜希子さんの演技、手話は見ごたえがありました。これも1999年8月の「今月のテーマ」でふれました。

大学を出ているのに耳が聞こえないので障害者枠で会社に入っているという下りがありました。昇進など無いということでした。

聞こえなくなった高校生についた作曲の師は厳しい指導をおこないます。そして高校生の母親と二人で話した時、実力がないのに、聞こえない作曲家として売れても良いですかと尋ねます。良い問いかけです。目標は壁の突破でなく、その二、三歩、先に、というのが自戒です。

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たけ

Author:たけ
全日本スキー連盟公認指導員・検定員。
マスターズ競泳でてます。

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